こんにちは。コーチを担当している藤田です。 先シーズンから数えて8回目の練習会となりました。
このブログも少しずつ過去の記事が蓄積していっています。そして、ありがたいことにブログの閲覧者の方も増えてきていただけているみたいです。 さて、今回は茅ヶ崎市にあるピーストランポリンという屋内トランポリン施設にてオフシーズン練習会を開催しました。
参加選手は東虎太郎、渡邉かりん、本広春、笠村雷4名の選手が参加しました。
13時に施設前に集合し、15時55分までトランポリンを使った空中感覚を養うトレーニングを行いました。
今回の男子参加メンバーは3名ともトランポリンの練習に比較的長けているメンバーだったので細かいティーチングはせず、なるべく練習内容はすべて彼ら主体で考えてもらい映像を見たいときや動きを見てもらいたい時にサポートとして入る形を取ってみました。
もちろん、それだけでは各自苦手部分の攻略になかなか着手してもらえないので一部指示したものもありました。
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同世代の仲間同士共通の話題も多く仲が良いです。
紅一点の渡邉選手については前回からの課題をブラッシュアップするための練習とライトサイドのスピンの練習をメインに行いました。
軸の入った720はかなり安定している反面。トランポリン上でそれ以上の回転に持っていくための体の使い方が、うまくできず苦戦中といった状態でした。
高回転を回るために必要となる体の力の使い方が基本的に少し弱く力が抜けてしまっているような印象でしたが、後半は目線をうまく使うことで少しずつ回転を増痩せる感覚を掴んでいました。
また、ライトサイドについては上半身を使いすぎてしまい軸が崩れてしまうことが多かったので、なるべく体の中心から回転を生み出す練習をしてもらい、まだ少し不安定感はあるものの、720などの高回転まで回ることができていました。
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ピーストランポリンではこのように埋め込み式トランポリンが何面も設置してあります。
東選手はライトレフト両方のコーク回転の中で、空中でのランディングを見るポイントを掴むために軸を少しコントロールしながら、微調整をしながらの練習をおこなっていました。
非常にトランポリンでの動きに長けている選手で自己研鑽も良くできているため、客観的にみて足の形やグラブのホールドについてのアドバイスはしましたが基本的には彼の感覚に任せた練習となりました。
時折、ライトサイドの回転やスイッチコークの回転軸を映像でチェックしながら練習を行っていました。
![](https://static.wixstatic.com/media/195c71_7586fc956ff240f7b7f0e9e6f74b8bfb~mv2_d_3024_4032_s_4_2.jpg/v1/fill/w_980,h_1307,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/195c71_7586fc956ff240f7b7f0e9e6f74b8bfb~mv2_d_3024_4032_s_4_2.jpg)
フリップ中の渡邉かりん
本広選手は、久しぶりのトランポリンということもあり自分のできる技を少しずつ調整しながら感覚を取り戻していきました。
空中感覚のセンスは良くキレのある動きを披露してくれました。
中でもスイッチからのダブル900は本人も自信を持って取り組める技だったのでスイッチコーク540からダブルに綺麗に繋いだり、
応用してスイッチコーク900や苦手意識の強かったアンナチュラルのコーク720やコーク900と幅広くいろんな技に取り組むことができました。
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フリップでメソッドの感覚を掴む笠村雷
笠村選手は怪我の影響もありハイパフォーマンスは控え、シングル系のスイッチコーク540とスイッチコーク900のローテションをメインに練習。
キャットスピンをメソッドのテールグラブを意識した形を作ることでローテーションがかなりスムーズに回れることを確認苦手な部分でもあるライトサイドについてはトゥイークやメソッドの動きがスムーズに出来ずにいたのでバックフリップなどのシンプルなフリップの動きの中で左手グラブでのメソッドで掴むタイミングを確認したのち、ライトコークで再チャレンジすると動きは少し良くなりました。
笠村選手は基本的に、ライト回転での動きの幅が少ないのでレフトの高出力の技ではなくライトの出来ない動きを埋めていくだけでも、かなりパフォーマンスに伸び代があるように思えます。
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トランポリンを本気で飛ぶと腹筋に負荷がかかります。
トランポリン以外の練習でもそうですが苦手な動きにどう取り組むかということが若年層の育成に置いて課題になってきます。
まずは、得意を伸ばしてうまくなってきたっという自信が誰にでもあるのですが、これから先。さらに上のステージを目指すために特に苦手方向となるアンナチュラルの回転をどこまで真剣に取り組むことができるマインドを作れるかどうか、それが求められているような気がします。
ここまで練習はWJ、マットジャンプ、トランポリンととても複合的に出来ているので、理想的な練習が出来ていると思います。
各スポンサー様によって作っていただけているこの時間と環境を選手たちには大切に使ってもらえれば嬉しい限りです。
次回はいよいよ西日本SNOVA羽島と愛知クエストに遠征合宿に向かいます。
藤田 サイモン
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