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  • 執筆者の写真dreamgate-snowclub

10月13日ドリームゲート練習会S-air

西武園ゆうえんちS-airにて開催された第3回練習会には笠村雷。東虎太郎。渡邉栞鈴。そして上腕の骨折から復帰した本広春が加わりの4名の所属選手が参加となりました。 今回も木場(こば)トレーナーが練習後の身体のケア。特に笠村のスクワットポジションと渡辺の腰痛を改善すべく尽力していただきました。

当日は外気温19度と肌寒い陽気と台風24号の影響でトランポリン器具が破損していたためウォーミングアップをフィールドトレーニングという形で各選手のアジリティチェックを踏まえながら行いました。


 フィールドトレーニングではクイックステップなどで体を温めてから、T字走や八の字走など瞬発力と調整能力の両方を求められる動きをタイム計測しながら行ってもらいました。その後、瞬発力とバランス能力を測るためにボックスジャンプ+スピンのバリエーションをタイム計測し、最後にジブアイテムを使った体幹トレーニングを行いました。

各自得意不得意がありましたが、東選手の能力が平均的に高く、本広選手と笠村選手はいくつか苦手な動きや意識があることを把握し自分たちの体の動かし方のくせなどを認識することができました。学業のため遅れて参加した渡邉選手は木場トレーナーとウォーミングアップを行いました。



午後のWJトレーニングでは、低めの水温の中それぞれ2時間半の練習を最後までやり通してくれました。

笠村選手は前回課題となった低回転でのテイクオフの修正が自主練習で修正できているかを確認。

以前と比べて明らかにテイクオフの安定感が増し、空中でのグラブの動きにもキレが出てくるようになりました。

応用として、グラブバリエーションの練習と回転数を少し上げた状態でパフォーマンスクオリティを維持できるかを映像を見ながらチェックしていきました。膝の状態もありフルパフォーマンスはまだ難しい状況ですが、怪我前よりもうまく動けるよ要素も増えて来ており順調に感覚を取り戻して来ています。

東選手はスイッチからの新トリックに取り組みました。

テイクオフのタイミングや軸の入れて行く方向など試行錯誤しながら本人に一番ハマった形を模索しながらのトレーニングとなりました。

毎回映像を確認しながら空中での軸の戻り方を自分のイメージに近づけるように練習していました。ウォータージャンプということもありスイッチでのテイクオフが難しい中での微調整というかなりスイッチエントリーのスキルを必要とする練習でしたが黙々とこなして行く姿勢は流石でした。




怪我から復帰をした本広選手は小さなジャンプでの低回転からスキーの感覚を取り戻し、ロデオ、コークといった元々得意としていたトリックまで行いました。

ジャンプが小さいためテイクオフでの押し返しをしっかり行わないとクオリティが下がってしまい自分の理想とする技にならないことを思い出しながら少しずつパフォーマンスを取り戻しています。

まだ、右上腕部の骨折が完治とはいかないため笠村選手同様、限定的な環境下での練習しか行えませんが、その中から自分たちに足りていない部分を見出して練習に取り組んで行ってもらいたいです。

渡邉選手はライトサイドスピンの練習に徹しました。

雪上での大会などを考慮し、サイズの大きい台を飛ぶことを想定して通常時よりも早いアプローチスピードから飛んでもらいました。 テイクオフ時の骨盤のヨレとタイミングを意識しながら飛ぶことで軸を安定させた良いスピンが出る精度が少しずつ向上しています。

調子が上がって来たところでライトスピンのマキシマムをあげるべく720にも挑戦。こちらも1回目からスムーズにローテーションができており今シーズン使用するかは別として720を回り切れるようになったことで、540への自信を高めることができました。

WJ練習後は前十字靭帯の再建手術を行った笠村選手を中心に怪我を予防するための筋トレの方法などを木場トレーナーに指導していただき、笠村選手は日々のトレーニングメニューなども伝えていただきました。

パフォーマンスを向上させるためのトレーニングと、怪我を防止するためのトレーニングはそれぞれ異なるため正しい知識を持っている方の指導があるのは選手たちにとっても非常に心強いと思います。

選手たちは上着が欲しくなるような気温の中たくましく水の中に飛び込んでいきながら残り少ないオフシーズンで自分自身をどこまで高められるか、怪我から復帰しているメンバーはパフォーマンスを取り戻すことができるかを1本1本噛み締めながら大切に練習しているように見えました。

 オフシーズン最後まで怪我なく後悔のない練習ができるようにサポートを続けていきます。

藤田 サイモン

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