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  • 執筆者の写真dreamgate-snowclub

10月19日,20日ドリームゲートスノークラブ SNOVA羽島&愛知クエスト練習会

こんにちは。コーチを担当している藤田です。 今回は中部遠征合宿を行いました。2日間連続で練習を行うのは今回が初めての試みでした。  10月19日にSNOVA羽島、10月20日に愛知クエストへ中部地方遠征合宿に行ってきました。

普段なかなか行くことのできない練習施設での練習と中部エリアで在住でドリームゲートスノークラブ所属してくれている川合太陽選手と練習する事が今回の合宿の目的です。

東京からは本広春選手、渡邉かりん選手。

新潟から青木雪生選手。

愛知から川合太陽選手の4名が参加となりました。

19日のSNOVA羽島の練習は14時から休憩もいれながら

5時間ほど練習を行いました。



                         お決まりの記念写真をパシャり。 



 室内スキー場には慣れたメンバーでしたが、羽島は溝ノ口、新横浜と異なりゲレンデ内に仕切りがなく広々としたスペースにアイテムが設置されていて

壁際が全てRになっており遊ぶことができたりとクリエイティブラインなどを使った遊び方ができる事に少し驚きました。

また、室内スキー場には珍しい大型のダブルダウンレールが設置されていたりとゲレンデライクな練習ができるのが特徴です。

ジャンプ台についてもキッカータイプの形状で浮遊感のある5m程度のジャンプが設置されていました。

どちらかというと中上級者に向けたゲレンデといった印象です。

参加メンバーはそれぞれ、ジブ、ジャンプを自由に滑りながら、久しぶりに会うメンバーとの再会と雪上の感覚を楽しみながら滑り込んでいました。


              広々としたスペースに色々なアイテムが設置されています。



今回の練習会では室内スキー場で、レベルも練習したい内容もそれぞれバラバラということもあり、いわゆるカッチリしたコーチングスタイルではなく僕自身も一緒に滑りながら

ああでもない、こうでもないとトリックを攻略するための話したり、お題を出しあってみたり、時には練習のヒントになるような映像を撮ってみたりしながら楽しませてもらいました。

また、ナショナルチームメンバーの松浦透磨選手も同じタイミングで羽島に来ており、チームの垣根を超えて同じ志を持った仲間同士楽しみながら練習してもらいました。

セッションという言葉がこういう事に当てはまるのであれば、互いにプッシュし合いながらのセッションの時間だっと思います。

選手達はセッションの中で、新しい技や難しいトリックを楽しみながらメイクしてくれており久しぶりに滑った。という川合選手もスタイルのある独特の動きや、苦手な動きに挑戦してみたりととても良い時間になったと思います。


             左から2人目が松浦選手。久しぶりの再で盛り上がるメンバー


SNOVA羽島での練習は、自分が現役時代に仲間と滑っているのと同じような感覚の時間だったような気がします。

実際、僕自分自身はいわゆるコーチの的確な指導のみで導かれてきた選手ではなく

同じようなマインドを持った仲間と滑れる環境にいたことで切磋琢磨しレベルアップしてきた選手です。

そういった時間や環境が自分で考え伸びる選手を育成するような可能性を感じさせててくれる時間でした。


                      5時間という時間はあっという間でした。



日付が変わり翌日10月20日の愛知クエストの練習には

本広、渡邉、青木の3選手が参加。

埼玉クエストともフライヒルとも異なった形のジャンプの中でどれくらいのパフォーマンスをすることができるのかが課題となりました。

サイズ的には7〜8m程度の落差が少しあるタイプのジャンプ台で、上記の両施設のと比べても一番小さい形のジャンプでした。

土日だったので混雑が不安でしたが、一番大きなジャンプは空いておりかなり効率よく練習する事ができたのと参加人数が3名だったので映像をチェックしてゆっくり動作や意識するポイントを理解してもらいながら練習する事ができました。



                        お決まりの記念撮影をパシャりその2


 

 本広選手は、キッカーのサイズやスピードを難なく合わせてすぐにパフォーマンスをすることができていました。

特にフリップや3D系の動きについては、ローテーションもスムーズでセンスのある動きをしていたのでテイクオフのタイミングを意識してもらいながら練習してもらうと、打点のある良いコーク720、900やロデオ540、720などを決めてくれました。

後半のスイッチの練習では、アプローチで上半身が潰れてしまうのを修正しながらスイッチコークの抜けを練習。

もともと、カービングで覚えていた技ということもあり、ブラシとリップの幅の関係でうまくカービングすることができませんでした。

まっすぐ抜きながらテイクオフをしようとすると回転の内足が引っかかってしまう現象が起きていましたが、内足にも少しウェイトを載せることを意識することで少しだけ改善しました。


練習で取り組んだスイッチコーク540や720についてはグラブのスタイルも良く難易度があがあればかなり好印象を出せる技なのですが

スイッチスタンスでの押し返し自体のクオリティがまだ低く、しっかりとRを押し返して高さを自分から作り出すことが出来るようになることが今後の課題です。



                   天候に恵まれ快晴の中練習する事ができました。



渡邉選手は初めて飛ぶジャンプに対してすこし合わせるまでに時間がかかってしまいました。

スピンをかけるために必要な溜めのモーションを作るのが遅れてしまうことで押し返しのタイミングが合わなかったり、腰が外れたりしてしまいスピンの軸が崩れがちでした。

アプローチのボトムに来た段階で準備を作ることで修正することができましたが、空中でのグラブを引っ張ったりする動きについてはまだ可動域が浅く、グラブで魅せれるような動きが出来るような余裕を作り出すことができませんでした。

空中でどういった形になっておきたいのかを普段からイメージしておく必要があると感じました。


後半はスイッチの練習がメインとなり、スイッチテイクオフ後の体の形と軸を送る感覚を掴んでもらうためにスイッチ360をメインに練習してもらい360でうまく感覚が掴めたタイミングで踏み込みを少し強くして540にトライ。

何本かとても良いクオリティのジャンプが出来ていました。

今後の課題は安定感とグラブバリエーションになると思います。

女子選手全般に言えることですが、男子選手と比べて自分や他の選手の映像を見る事によって良いイメージをインプットしていくような積極性が少なく

そのため良いアウトプットが出てこないっといった事が多い気がします。



      愛知クエストではハイクアップで練習。余裕そうな青木選手と辛そうな2人。


青木選手は得意のスピングラブからジャンプを合わせて行ってもらいましたが、少しグラブに行くタイミングが早すぎる事があり

軸を保てず崩れることがあったので、押し返した浮遊感を少し長めに味わってからグラブに行くことを徹底してもらい修正。

いつも通りのパフォーマンスが出せるようになった段階で、今期目標となっているコークの練習を行うためにバックフリップ、ロデオといったフリップ系トリックでRでの体を倒しこむ角度の調整と

アプローチポジションなどを確認してもらってから取り組みました。

ローテーション自体はかなり慣れてきているため、テイクオフの動きが甘めでも足から戻ってこれるようになってきていますが雪上導入のことを考えて、高さのあるエアだと考えました。

テイクオフのタイミングをギリギリまで待つこと、体を必要以上に倒しこまないようにする事の2点に意識を絞ってもらって練習。

感覚がうまく合った時はかなり高さのあるコークが出来ていました。 また、コークのグラブがセーフティだったものをクロスポジションを作る練習を行い、最終的にはノーズミュートを掴んで回るといった段階的な練習がうまく合致しました。


                           ここでも余裕そうな青木選手。 羽島から連日とういこともあり、疲労感などが心配でしたが、3時間があっという間に感じるくらいノンストップで練習する事ができたことと、短い時間ながら確実に変化を感じさせてくれる練習内容にコーチ冥利に尽きる練習になったと思います。

帰りの車ではかなり疲れた様子でしたがこの2日間は楽しみながらスキーをする時間と、集中して練習に取り組む時間とバランスよく取る事ができたので選手たちにとっては有意義な時間になっていくれていると思います。

                                                                      報告者 藤田 サイモン

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